私には寝起きの悪い息子(3歳)がいます。彼を気分良く目覚めさせるにはどうしたらいいのか?私は考えました。そして次の考えがひらめいたのです。
「メロディー時計で息子の好きな音楽(メロディー)をアラームにしたらどうだろう?」
ここ最近(もう古いかな?)、子どもたちに人気の歌といえばアレですね。魚のアレです。あのメロディーをアラームにすれば彼の目覚めも良くなるに違いない!という安直な考えのもと、2008年11月、とうとう(やっと?)はんだごてを握る決心をしたのでした。
「へっぽこ電子工作日記」というタイトルのとおり、私は電子工作に関してビギナー中のビギナーでして、中学校の技術の授業以来、はんだごてを握った覚えがありません。まあ、しかし、やると決めたからにはしっかりやりとげようではありませんか。
「へっぽこ電子工作日記」では電子工作ビギナーである私の悪戦苦闘ぶりを記録していこうと思います。突っ込みどころ満載だと思いますが、そんな時はおもいっきり突っ込んでやってください。もちろんEKJの皆様も…。
今回購入した製品は前にも書いている通り、「メロディー時計(AW-862)」です。どうでもいいことですが、自費で購入しています。本当です。
左の小さい袋は「はんだdeお絵かき基板(WS-001)」です。はんだでドットアートを楽しめるという製品なのですが、はんだ付けビギナーの私ですから、「メロディー時計」を作る前に、まず、はんだ付けの練習をしようと思いまして、あわせて購入しました。税込価格525円です。練習台には丁度いいですし、お手ごろな価格ではないでしょうか?
用意するもの
では、さっそくはんだ付けの練習ということで、「はんだdeお絵かき基板」にはんだ付けしていこうと思います。まずは取扱説明書をしっかり眺めて、必要なものを揃えます。今回、私が使う道具はこんな感じです。ちなみにはんだは「はんだdeお絵かき基板」に付属しています。
購入したはんだごてに「はんだ付けペースト」なるものが入っていたのですが、これは何の役割をするんでしょうかね?今のところ分かりませんが、「はんだdeお絵かき基板」の取扱説明書を見る限り今回は必要なさそうです。今度、調べておきます。
はんだの付け方
取説以外にも一応、「工作道具&はんだ付け」を見ておきます。フムフム。ああ、はんだ吸い取り線がないなあと思いつつも、とにかくはんだ付けしようと思います。取説から「はんだの付け方」を抜粋するとこんな感じです。
フムフム、ではやってみましょう。
はんだdeお絵かき基板にはんだ付け、そして失敗
緊張の一発目。若干、はんだを持つ手がプルプルと震えます。
「おお、できた?ん?これでいいのか?」と思いつつ、続けてはんだ付けしていきます。
ああっ!!ガーン!!4個目で失敗してしまいました!
「どんだけ不器用なんだ」と言われそうですが、ちょっと手元が狂いまして、下図のようにはんだごての上部にはんだがのってしまい、別なところに溶けたはんだがこぼれてしまいました。ムムム~。「はんだ吸い取り線があれば、吸い取れるんだろうなあ」と思いつつもないものは仕方がありません。
(※追記 金属以外のところだったので、子どもたちのおもちゃとなって、扱い回されている間にいつのまにか落ちてしまったようです。)
さて、同じミスを繰り返さないためにも、やり方を自分なりにFixしてみます。まずは手元が狂わないように、はんだを持つ位置を少々短めにし、いきなりはんだをはんだごてに押し付けずに離れたところに下ろして、それから近づけるようにしてみます(下図みたいな感じです)。
なかなかいい塩梅です。なんとなく自分なりのTipsを確立して、どんどん調子に乗ってはんだ付けしていきます。ドットアートなど頭になく、とにかくはんだ付けしていくのが気持ちよくなってきました。フフフのフ。
そんなこんなで全100ヶ所のはんだ付けが完了しました。
付属のはんだも、いつのまにか短くなりました。結構、消費しているものなんですね。
「敷居が高そうだなあ」という印象だったはんだ付けも「もっとやってみたい」という気持ちになってきました。よーし、頑張ってみようーっと。