ELEKIT

「ソーシャルマイスター」ワークショップレポート

お知らせ
「ソーシャルマイスター」ワークショップレポート
~エキスペリエンツ(熟練者)が教える子供向け体験型講座~


4月1日、「ソーシャルマイスター・プログラム」の第一回目のワークショップが行なわれました。

●堺屋太一氏が「団塊」と名付けた世代が退職期を迎える2007年以降。団塊世代は日本の高度成長期を支え、ものづくりやビジネスの技能を持った「エキスペリエンツ(=熟練者)」であり、その培ってきた経験や知恵の喪失は地域社会にとっても大きなロスと考えられています。
●子供達に目を向けると、ネットや携帯電話など情報化社会の恩恵を享受し情報や知識はあるが自分でものを考える力が落ちていることが社会問題となっています。この問題の解決策の一つとして、体験型学習の必要性が叫ばれていますが、実施に当たっては、学校、教師側の負担が大きく、通常の学校教育や塾の枠組みでは育まれにくいのが現状です。
●地域社会に「エキスペリエンツ」と子供達の間に“知の循環”を生み出し、それを通じて地域コミュニティの再生につなげることを目指し、弊社が積極的に参画しているのが「ソーシャルマイスター・プログラム」です。

記念すべき第一回は、(株)フューチャーラボラトリ、NPO学校マルチメディアネットワーク支援センター、柏市のご協賛・後援を頂くことが出来、会場は、柏市が便宜を図って下さった「柏の葉アーバンデザインセンター」。秋葉原から「つくばエキスプレス」で30分程の便利な所にあります。
ミニシンポジウムでは、経産省関東経済産業局前次長の久野美和子氏、学校マルチメディアネットワーク支援センターの大崎事務局長、(株)リバネスの丸社長、それに弊社井口社長が参加し、先ずモデレーターの内田研一氏((株)新産業創出研究所ビジネスプロデュサー)がソーシャルマイスター制度の概要を説明、その後「体験型教育と人材育成」をメインテーマに活発な提案と議論を展開しました。
午後は、音センサー搭載のドーム型ロボット「メカカメⅢ」を教材としたワークショップです。小学校2年生から中学1年生まで、皆さん親子・家族でのご参加でもあり、総勢40名以上の大イベントとなりました。弊社より参加の講師とアシスタントに加えて、事前に研修を行ったワークショップサポーターの方3名で運営します。

工作を始める前に講師からロボットの語源の由来の説明、色々な各方面で活躍するロボットの紹介、組み立てるロボットの構造を説明があり、いよいよロボット講座の開始です。日頃使い慣れない工具を使いながら、親子で協力し合いながら、どうしても分からない箇所はサポーターの助けを得ながら、ロボットが少しずつ出来上がって行きます。2時間弱でほぼ全員が完成。その後、ロボットに絵を描かせたり、迷路ゲームで遊んだりと子供達の歓声が飛び交いました。最後は全員で記念撮影。どの親子の顔も満足そうでした。

ご参加いただいた皆様の声を一部紹介します。
●少し難しかったけど、とても楽しかった!またやりたい!
●親子で参加できるイベントが少ないので、子供ととても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
●ロボットの仕組みが分かって良かった。
●小学4年の息子が短時間で1人で組立てたとは思えない程、立派なロボットが出来上がり、親子でとても感激しています。有難うございました。
●自分が子供の頃には「ものづくり」の色々な題材があったが、今は殆ど見かけない。そんな中で「エレキット」の存在は貴重。ガンバッテ下さい。
とても喜んで頂いたようです。
弊社は「科学する心を育てる」を企業理念として30数年「ものづくり」に関って来ました。苦労して出来上がった後の達成感や喜びは、子供から大人まで変わりません。この達成感や喜びを少しでも多くの方々に味わって貰いたいと思っておりますし、「ものづくり」教育は即日本の知財戦略作りに繋がるものです。「ソーシャルマイスター・プログラム」は、今後、コンテンツ、教育プログラム、資格取得制度等の充実に努めて行く予定です。今後の展開にご期待下さい。



▲シンポジウムの様子
▲メカ・カメ工作中
▲ちゃんと動きました!
▲絵を描いたりして遊びました
▲みなさんで記念写真

ニュース カテゴリ