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真空管アンプ設計のノウハウを凝縮、エレキット初の本格的プッシュプルアンプ発売

新製品

EL34プッシュプル真空管アンプキット [TU-8340]
参考価格 118,000円(税抜)

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EL34プッシュプル真空管アンプキット [TU-8340]
数量限定品 2016年11月末発売予定

EL34プッシュプル真空管アンプキット「TU-8340」は固定バイアス方式を採用しながら、真空管の差し替え時に必要な煩わしいバイアス調整をワンタッチで行うことができる「半自動バイアス調整システム」を搭載しました。 これにより真空管の差し替えを簡単かつ安全に行うことができ、真空管による音色の違いを手軽に楽しむことが可能となりました。

■ボタンを押すだけの簡単設定 半自動バイアス調整システム搭載

TU-8340_モジュール.jpg真空管のバイアス方式には大きく分けて「固定バイアス式」と「自己バイアス式」があります。AB級プッシュプルアンプにおいては「固定バイアス式」の方が効率が良く、また特性が異なる真空管にも対応できるというメリットがあります。しかし、通常は真空管1本1本に対してメーターを見ながら手動で調整する必要があり、大変面倒です。そこで、弊社では固定バイアス方式でありながら調整をワンタッチで行うことができる、革新的な「半自動バイアス調整システム」を開発しTU-8340に搭載しました。バイアス調整を行う重要なブロックは多くの部品によって構成されるため完成済のモジュールとし、組み立てを容易にしています。

<バイアス調整の方法>

TU-8340_アジャストボタン.jpg

  1. 1.新しい真空管を使用する時や真空管を差し替えた時は、電源投入後に「SAFETY RESET」ボタンを押し出力管のカソード電流が小さい安全なポジションに移動させ「調整待ち」の状態にします。
  2. 2.真空管が十分に温まった後に「ADJUST START」ボタンを押すとバイアス電流を自動調整します。この状態はメモリされ、その後は電源を投入するだけで所定のバイアス電流となります。もし、流れる電流にエラーがあった場合は、LEDの色と点滅で真空管の不良状況を知らせ、「SAFETY RESET」された状態でとどまります。

■半自動バイアス調整システムと余裕の電源トランスで多くの出力管に交換可能

バイアス調整が簡単な「半自動バイアス調整システム」によりデフォルトのEL34系(6CA7, KT77等)以外にも6L6GC系(5881, KT66等)やKT88系(6551, KT90等)の出力管との交換使用も可能です。 それに加え、電源トランスの容量にも余裕を持たせ、KT88系の中でも近年人気が高いKT120やKT150などヒーター電流が大きな真空管も使用可能、真空管による音色の違いをお楽しみいただけます。

TU-8340_差し替え.jpg

■2種類の接続方式を簡単に切り替え可能

本機は基本的にUL(ウルトラリニア)結線ですが、ワンタッチで三極管結線(三結)に切り換えできるモードスイッチ付きです。三結では最大出力はUL結線より大幅に小さくはなりますが、三極管ファンにうれしい機能です。
(モードスイッチの切り換えは電源OFF時に行うことが基本のため、不用意に切り換わらないように背面にあります。)
TU-8340_背面.jpg

■大型コンデンサにも対応の余裕のスペース

アンプ回路の中で音質に対し大きなカギとなるのがカップリングコンデンサです。本機には無誘導構造で高周波の特性も非常に良好なPP(ポリプロピレン)フィルムコンデンサを採用しておりますが、自分好みの音作りのために他のコンデンサへの交換も考慮し、十分なスペースを確保しました。チューブラー形のコンデンサだと胴体寸法でφ31×57mm程度のものまで取り付け可能です。

TU-8340_取り付け可能なカップリングCの最大寸法.jpgTU-8340_カップリングコンデンサースペース.jpg

■ワールドワイド仕様のRコア電源トランス

高効率、低リーケージフラックスであるRコアトランスを使用していますので、パワフルでローノイズな電源を約束します。また、一次巻線は100V, 115V, 200V, 230Vに対応しています。対応電圧は組み立て時にコネクターを取り付ける位置で選択します。

■徹底したハムノイズ対策とセパレーション向上対策

B電源には、弊社のTUシリーズで定評のあるパワーMOSFETによるリップルフィルターを、左右チャンネル独立で、しかも電圧増幅部と出力管部の合計4系統を搭載。ハム対策だけでなくセパレーションや解像度の向上を図っています。

EL34プッシュプル真空管アンプキット [TU-8340]

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