「ぱこホバー」JS-624(R)を作ったのですがうまく動きません。
ホバークラフトはモーターでプロペラを回し、空気の力で浮上と推進を行っております。
そのため、この「空気の流れ」が、動作において非常に重要な要素となります。
以下のポイントについてご確認ください。
1)乾電池
まず、ご使用の乾電池が新品のアルカリ乾電池かご確認下さい。
ぱこホバーJS-624は、強力なモーターを使用しており、浮上しつつけるためにモーターを
回し続けるので、大きな電流を必要とします。
そのため、新品のアルカリ乾電池でも走行できるのは、長くても15分程度となります。
2)プロペラ
プロペラがダクトなどに微妙に接触している場合、それが余分な負荷となり、性能が落ちる
だけではなく、発熱や破損などにつながり大変危険です(P.13「動作チェック」参照)。
プロペラがどこかに接触していないかご確認下さい。
ダクトを持つなど、ボディーの少しの変形でモーターの回転数や音が変わる場合、接触が考えられます。ボディーの組立工程を再確認するとともに、各段ボールパーツが真直ぐになるよう整えてください。
特に、P.11上[3]1)③のインテークパネルの足をボディーベースに奥まで差し込み、インテークパネルの円弧部分の歪みを整えることが重要です。
3)可変ダクト
ぱこホバーは「可変ダクト」(説明書P.14参照)を搭載しており、「浮上」と「推進」に使うパワーの割合を変えられます。可変ダクトを上向きに固定することで、スカートに送る空気の割合を増やしスカートのふくらみを増すことが出来ます。
4)隙間
浮上も推進も空気のため、空気に漏れがあると性能が大幅に低下します。各ボディーパーツ
同士がしっかりと奥まで差し込まれているかどうか、ご確認下さい。(特に、P.11のダクトと
ボディーベースとの差し込みが重要で、隙間があると空気が漏れて浮上できません。)
5)スカート
スカートは浮上のために空気をためる重要な部分となっています。
スカートに破れや穴があると空気が漏れて本来の性能が発揮されません。
空気が漏れる箇所が無いかご確認下さい。
特に、以下の点にご注意ください。
-P.7の4)で袋の口がテープで完全に閉じてあるか、
-P.8の6)で型紙の太線を逸して袋を切っていないか、不要な切込みがないか、
-P.9の2)で余分なテープを切る際、袋も切ってしまっていないか、
もし、空気の漏れる箇所があれば、セロハンテープで補修します。
ただし、セロハンテープはポリ袋より摩擦が大きい傾向がありますので、地面と接する箇所は補修するより、予備のポリ袋を使用してスカートを作り直すことをお勧めします。
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