LEDの足には極性があり、長い方をアノード(A)、短い方をカソード(K)といい、接続する場合アノードを+側、カソードを-側につなぎます。
LEDの規格には「順方向電圧」と「順方向電流」という値が記載されています。
順方向電圧とは、LEDに順方向の電流を流したとき、LEDの両端に加わる電圧のことです。
LEDの種類によりこの電圧値は変わります。 一般的に赤や黄色などは約2V、白や青などは約3.5Vです。
また、順方向電流とはLEDが光るときに流れる電流のことで、LEDのデータシートには流すことのできる最大の電流値や、どのくらいの電流を流したときに順方向電圧が何Vで、そのときの発光の明るさなどが記載されています。
【LEDの光らせ方】
LEDを光らせるためには、前にも説明した順方向電圧と順方向電流が大事になります。
例えば、赤色のLEDに20mAの順電流を流して光らせようとする場合、順方向電圧が2Vですから、電源電圧は2V以上が必要になります。 また、電源に直接LEDを取り付けると、大きな電流が流れ、LEDに流すことができる最大電流値を超えてしまい、LEDが破損してしまいます。
そのために、LEDと直列に流す電流を制限する「電流制限抵抗」を取り付ける必要があります。
この抵抗値は次の計算式で求めることができます。
たとえば図1の回路で電源電圧を9V、LEDの順方向電圧を2V、LEDの順方向電流を20mAとすると
約350Ωの抵抗を入れれば良いことが分かります。
また、図2のようにLEDを直列に使うこともできます。 上と同じ条件でLEDを2本直列に使う場合の抵抗値は
約250Ω程度の抵抗を入れればよいのです。
一度にたくさんのLEDを点灯させたい場合には下の図のようないろいろな組合せができます。