コロボライト2では、電源スイッチをオンにすると、緑のインジケーターランプが点灯してスタンバイモードに入ります。しかし、基板上のマイコンにあらかじめ書き込まれているプログラムデータが破損すると、電源スイッチをオンにしても、スタンバイモードに入らなくなり、プログラムの実行もできなくなることがあります。
このようなデータ破損は、プログラム転送中にUSBケーブルを引き抜いたり電源をオフにしたりすると発生しますが、通常の使用時でも、電源入切時の電気的なショック等によってまれに発生することがあるようです。
プログラムデータが破損しても、USB通信に関する部分は特別に保護しているために、以下の手順によってプログラムデータを転送し直すことにより、元の状態に復旧できることがあります。
①PC、MacまたはChromebookで、「KOROBOLiteプログラミング・ポータル」を開いておきます。
②ロボットの電源をオフにした状態で、USBケーブルでPC、MacまたはChromebookに接続します。
③ロボットの電源をオンにします。
④ロボットのリセットボタン(赤色)を一回押します。
⑤上記のUSB通信部分が正常であれば、基板上の緑ランプが点灯します。
⑥「ペアリング」してからプログラムを転送します。「初期プログラム」を転送すれば、工場出荷状態に復元されます。
以上の手順を試しても復旧できない場合は、その他の故障が考えられますので、当社カスタマーサポートまでお問い合わせください。