こて先は、これでないとダメという決定版はありませんが、ここでのお勧めのこて先を紹介します。
えんぴつ型であっても、円柱カット型であっても、作業のやり方は同じで、端子とパッドのどちらにもこて先があたるような向き・角度に調節しながら熱を伝えてはんだづけします。
決定版がない理由は、使用するはんだごて、はんだ線の太さ、はんだづけする部品の種類、パッドの大きさ、はんだ付けする人のクセや好みがあるためです、自分に合った、はんだ付け不良を起こさないこて先を自分で探していくことになります
こて先を選ぶときに、細ければ細いほうが、狙ったところにピンポイントにこて先をあてることができるので良いと思いがちですが、こて先が細いと、熱が伝わる場所が点になってしまい、効率よくパッドや端子に熱を伝えることができません。
また、こて先が太すぎても、温めたいところにあてることができず、やはりパッドや端子が十分に熱くならずはんだが思ったようにくっつきません。悪い場合は関係ない場所にまで熱が伝わり基板を破損したり、せっかくはんだづけした隣の部品が取れてしまうこともあります。
はんだづけは、はんだづけしたい部品の端子とパッドをいかに素早く、ムラなくあたためるかが大事です。そのためにできるだけ広い面積で端子とパッドにあてることができるこて先が理想です